化粧品OEMメーカーの就職と志望動機の書き方

化粧品は普段女性が使っており、身近な存在ですよね。 そんな身近で華やかなイメージがある化粧品業界は女性に人気の高い業界の一つと言われているため、就活を攻略するためには、業界の知識を深める必要があります。 今回は化粧品業界について詳しく解説をしつつ、志望動機を書くポイントについて解説していきたいと思います。   化粧品業界、化粧品OEM業界への就職は人気 化粧品業界はここ数年確実に業績を伸ばしている業界です。2019年度に入ってから中国EC(電子商務)法施行を主要因としたインバウンド需要減速の顕在化、化粧品受託企業の生産能力底上げによる供給過多への懸念に加え、新型コロナウイルスの影響によって一度は落ち込んだものの、2021年度以降についてはコロナ禍の収束が進むことで、化粧品需要が回復を見せています。 ただ国内市場の動向は先行きが不透明ということもあり、海外に目を向けている企業も増えてきています。近頃はSNSやウェブサイトによるD2C(直接販売)の形態が増え、ブランド立ち上げにかかるコストが以前よりも減ってきたということもあり、異業種からの参入も激化しています。今後はさらに業界内で変化が起こることが想定されるでしょう。   どのぐらい稼げるのか? 業界の規模や平均年収はどのくらいなのか、というところも気になりますよね。 業界規模は以下の通り2兆1.516億円、平均年収は568万円で他業界と比較すると若干低い水準にあります。大企業であれば高い年収も期待できますが、中小企業の場合はそれほど年収が高くならないケースも多いため、仕事に対して情熱を持てるかどうかが重要になってくるかと思います。平均継続年数は10年のようです。 業界規模 2兆1.516億円 平均年収 568万円 平均継続年数 10年   どのような職種があるのか? 化粧品業界といっても様々な職種があります。皆さんが想像しやすいのは、お店に立つ販売員の印象が強いでしょうがそれだけではありません。職種としては新商品コスメの開発に向けて素材や成分などの基礎研究を行う「研究開発」、トレンドをキャッチし、コンセプトを決め、パッケージのデザインなどを考える「商品企画」、実際に商品を製造する「生産」、様々な場所に流通させる「営業・販売促進」などが挙げられます。   主な化粧品業界の職種分類 研究開発 商品企画 生産 営業・販売促進   商品企画に携われるのはごく一部 商品企画は化粧品メーカーの職種の中でも特に花形職種といわれるところであり、志望したい!と思う人も多いのではないでしょうか。ただこの職種につける人はごく一部です。商品企画は一番人気の高い職種ということもあり、常に人気が高いため、ライバルが多く、仮にもしも配属が決まったとしても、成果を出すことができなければ部署異動になる可能性もあります。 また、新卒では現場配属が基本ですので注意しましょう。どれだけ商品企画がやりたい!と熱弁したところで商品企画に配属されることはほとんどありません。最初の数年は現場で学ぶことを覚悟しなければなりません。現場を経験した後に商品企画に異動することができる人もいるため、入社後は忍耐強くしっかりと学び、成果を上げていくことが重要になります。   志望動機を書く時の抑えるべきポイントとは? では早速本題に入りましょう。履歴書に志望動機を書く時、どのようなことを気を付けて書けばよいのでしょうか。 志望動機については、ただそれらしい理由を書いているだけでは、他の人の中に埋もれてしまい、あなたと一緒に働いてみたいと思われることはないでしょう。自分自身がなぜここで働きたいのか、どのような部分に興味を持っているのか、どのくらいの熱量があるのかが伝わるような文章を心がけることが重要です。具体的なポイントをまとめてみましたので参考にしてみてください。   なぜ化粧品業界を選んだのかを伝える まずは、そもそもなぜ化粧品業界を選んだのか、その部分が企業としては気になるところです。なぜほかの業界ではなく、化粧品業界ではなければだめなのか、その理由やきっかけを書き出していき、まとめてみましょう。   なぜその企業で働きたいのかを伝える 化粧品業界といっても様々な業界があります。ただ化粧品業界全般で働いてみたかった~といったふわっとした内容ではその企業があなたに是非働いてもらいたい!という気持ちにはなりません。なぜこの企業で働きたいのか、どの部分に共感や感動を覚え働きたいと思ったのか、明確に伝えましょう。 また自分が過去に経験した実体験がきっかけで、美容業界に就職したいというきっかけがある人はそのエピソードについても触れるとより採用担当者側に熱意や思いが伝わりやすくなるためおすすめです。 企業についてきちんと情報を収集し、学んでおくことも重要になります。企業のホームページやインタビューページなどがあれば逐一チェックしておきましょう。企業についてしっかりと調べてきているとこで、その企業の志望度の高さを感じられますし、印象もよくなります。企業のホームページの企業理念などを確認してみるのもよいと思います。企業理念には会社の想いが込められています。その想いに共感できればその会社で働いてみたい理由の一つにもなります。   志望する職種についても明確にしておく 化粧品業界はさまざまな職種があります。職種によって仕事内容は全く異なってきますので明確にアピールしておくことが重要です。また、自分がどのようなことを得意としており、その職種でどう活かしていきたいのかというビジョンも伝えておくと企業ももよりあなたが就職してからの活躍している姿を想像しやすくなるでしょう。   志望動機参考例 実際の志望動機の参考例を紹介しますので、書く時の参考にしてみてください。   (美容部員)あなたが「ビューティーコンサルタントとして働きたい」と思った動機はなんですか。 私は多くの人々が心から自分に自信をもち、笑顔で健康で暮らせるようにしたい思っております。肌荒れがひどいことがコンプレックスで悩んでいた私に、自信を与えてくれたのは御社の化粧品でした。御社はオーガニック製品を扱っているということを拝見し、さまざまな悩みを抱えた人々が、安心して使用できる商品を販売しているという点にとても感動いたしました。わたくしも貴社の美容部員の一員として、人々を輝かせる仕事がしたいです。 →なぜその業界か、なぜその企業で働きたいのかが明確になっています。   (総合職) 〇〇企業に応募したきっかけ・理由を教えてください。 「多様な人々が美しく、健康で豊かな心を提供する」という貴社の企業理念を拝見した際に、私自身の将来の目標と一致していると感じたからです。わたくしが大学生の頃、老人ホームでアルバイトをしていた際に、旦那さんを亡くし、ひどく憔悴していたおばあさんが、介護福祉士の方からもらった化粧品を付けたあと、とても笑顔になっていた姿をみて、化粧品は人の心を豊かする力があるのだと驚かされました。スキンケア製品などの消費財は外見の美容を叶え、更に自己肯定感を高めることで心の健康にもつながると考えます。このような商材を通して、国・年齢・性別を問わず多様な人々が一人でも多く、美しく、健康で豊かな心を持てるような世界を実現していきたいと考えています。 →会社の企業理念を軸に志望理由を述べています。なぜその考えに至ったかについてよく考えられており分かりやすいです。   まとめ 本記事では、化粧品OEMメーカーの就職を希望している方向けに業界についてと志望動機の書き方について紹介させていただきました。 ぜひ参考にしていただきながら、熱意のある志望動機を書いてみてくださいね。

化粧品会社、化粧品OEMメーカーの年収額は?

  化粧品OEMメーカーで働きたい方にとって、まずはじめに思い浮かぶのが年収額だと思います。 化粧品業界は景気の波を受けにくく、安定している業界と言われています。なぜならスキンケアやメイクは毎日するので、女性にとって化粧品は生活必需品だからです。 そんな化粧品業界で働きたいと思っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。 OEMメーカーを含めた化粧品業界で働くにはどういったことが求められるんだろう? 本記事では、化粧品OEMメーカーで働きたいという方に向けて、年収や職種、化粧品業界が求めている人について紹介していきます。   化粧品OEMメーカーとは OEMとは「Original Equipment manufacturer」 頭文字をとって、OEMと呼ばれています。日本語に訳すと「オリジナル製品を製造すること」。 自社ブランドとして販売したい化粧品の開発・製造を、専門の会社(OEM会社)に委託することです。 販売するには実績や自信があるけれど、製造する実績や工場設備がない、そういった企業が化粧品OEMメーカーを利用し、自社オリジナル化粧品を生み出します。   化粧品OEMメーカーの職種 化粧品OEMメーカーの3つの職種を紹介します。   化粧品OEMメーカーの営業業務   依頼先企業から商品ニーズのヒアリングを行い、コンセプトの立案 新規顧客への商品企画立案、既存顧客の商品リニューアル提案 処方内容の企画 製造スケジュールなどの調整 提案資料の作成 容器、パッケージ、商品名、販売方法の立案 製造から納品までのスケジュール管理 社内の関連部署、外部パートナーとの連携 顧客へのアフターフォロー 新規得意先獲得のための企画業務   化粧品OEMメーカーの営業の仕事内容は、開発、デザイン、製造、販売戦略立案まですべてトータルサポートをします。 新製品の提案だけではなく、商品発売後の販促提案や追加商品の提案などのアフターフォローも行います。 化粧品、薬品における法人営業業務経験がある人、コミュニケーション力がある人が求められます。   化粧品OEMメーカーの研究開発   営業担当とのニーズの共有 レシピの考案、商品設計 サンプルの作成 工場での生産方法の検討 製造工程上の検査(安定性試験、抗菌力試験、使用感評価、pH測定、粘土測定)   メイク、スキンケア、ヘアケアなどのOEM研究開発を行います。 取引先や原料メーカー、その他さまざまな情報からトレンドに合った製品開発を進めます。 化粧品、医薬品、品質管理、品質保証、品質検査、研究開発などの経験がある人が求められます。   化粧品OEMメーカーの生産技術業務   原料をレシピ通りの分量と手順で混ぜ合わせる 完成した化粧品の中身を容器に詰める シール貼り、蓋閉め、梱包を行う 生産ラインのオペレーション業務 品質管理を厳重に行い、薬事法に基づいて製造が行われているかどうかを随時チェックしていく必要があります。 化粧品の品質管理の経験がある人が求められます。   化粧品OEMメーカーの平均年収額は? 化粧品メーカー社員とは、化粧品の製造、販売に関わる企業に務めている人のことです。 化粧品会社OEMメーカーもこの中に含まれています。 化粧品業界の平均年収は、550~600万円程度が平均的。 年齢や勤務年数に応じて、大きく収入がアップしている人もいます。 企業によって大きな差があり、売上高が高い化粧品メーカーほど、平均年収が高い傾向にあります。 化粧品は「生活必需品」として多くの消費者がいるため安定していますが、最近では異色種企業の化粧品業界参入が多く見られるようになり、競争率は高くなっています。   化粧品業界で働くために求められるものとは 化粧品業界で働くために求められるものとはどのようなことでしょうか。4つのポイントを紹介します。   美意識 トレンドの敏感性 人を笑顔にさせたいという思い 強い責任感がある人   美意識 化粧品は人の見た目を美しくしたり、商品を提供したりします。 美しくしたりするためには、どのようにしたらいいのかをしっかり考えられる人に向いています。 普段の生活から美意識や感性を高めることも大切になります。   トレンドの敏感性 化粧品のトレンドは毎年変わります。 化粧品業界は世の中のトレンドや消費者の何を欲しがっているのかを考え新商品を生み出していきます。 世の中のさまざまなトレンドに敏感な人は化粧品業界に向いています。   人を笑顔にさせたいという想い 化粧品はどれも最終的にはお客様のためのものです。 どのような仕事をするにもお客様のことを考え、仕事をし、行動することが大切です。 「化粧品でたくさんの人に笑顔になってほしい」 そのような気持ちを持てる人が化粧品業界で働くのに向いています。   強い責任感のある人 化粧品は直接肌につけるものであり、食品と同様に高い安全性が求められています。 化粧品業界で働くためには、日頃から強い責任感を持って仕事に向き合うことが大切です。 さらに近年、化粧品業界は「医薬品開発」までに事業を発展しているところが多いため、よりいっそう高い信頼が必要となります。 責任感と強い使命感を持って、まじめに取り組むことができる人が、化粧品業界で働くのに向いています。   化粧品業界で働くにあたってつらいこと、大変なこと 化粧品は、食品と同様に安全、安心して使用する期限があります。 空気に触れると酸化が進み、直射日光や温度、湿度に非常にデリケートな商品です。化粧品は肌や体に直接つけるものなので、高い安全性が求められています。 普段何気なく使っている化粧品をいざ研究、製造する立場になると、とても細かく注意深く考えられて作っている、という大変さと辛さを実感することになると思います。   また、消費者にはさまざまな人がおり「肌に合わなかった」「効果が感じられない」「容器が汚れていた」などあらゆる内容のクレームを受けることもあります。 クレームを受けるのは、だれもが気持ちのいいことではありません。 しかしこのようなクレームを受けることは、化粧品業界で働くにあたって覚悟しておかなければなりません。どのようなことがあっても責任を持って業務に励む必要があります。   ですが、化粧品業界で働くことで日常的に使われるものの、ものづくりに携れるやりがいを感じられます。 化粧品業界では企画、研究、開発、デザイン、生産といったさまざまな職種の人が力を合わせて化粧品をつくり、完成した化粧品は営業、販売員などの手を通して世の中の消費者に届けられます。 さまざまな職種の仲間とゴールに向かって、走っていけるのは化粧品業界で働くにあたってやりがいとなります。   辛い場面に多く直面することになると思いますが、新商品がヒットしたり、お客様から「肌の調子がよくなった」「化粧品を使って気分が上がった」などの意見をもらったりすると、非常に嬉しい気持ちになります。 世の中のたくさんの人笑顔をつくり出すことができることは大きな喜びとなります。   化粧品業界で働くためには 化粧品業界で働くには、各メーカーが実施する社員採用試験を受けます。 必要とされる資格は特にありませんが、大卒以上の学歴を求めるところが多くみられます。 高卒の求人は少ないですが、百貨店などで化粧品を販売する「美容部員」については、高卒者でも受け入れている企業があります。 また、化粧品業界での営業経験は強みになるので、営業の経験を積むとよいでしょう。 研究開発や製造生産業務では、品質管理、理系の知識や勉強の経験が求められることが多いです。   まとめ 本記事では化粧品OEMメーカーで働きたいという方に向けて、年収額や職種、化粧品業界が求めている人についてご紹介させていただきました。 ぜひ参考にしていただきながら、新しいスタートをきってくださいね。  

化粧品OEMメーカーはどんな会社?

  オリジナルの化粧品の販売を考えているけれど今まで化粧品を作ったことがない、商品アイディアをどう具現化すれば良いのか分からない、売れる商品がどのようなものか分からない。などオリジナルの化粧品をいざ作るとなった際、気になることはたくさんあるのではないでしょうか。 化粧品を一から自身で製作するとなると薬機法の許可の申請や工場設備の用意、専門知識をもった人材の確保など多額の費用と手間がかかります。 そこで現在注目されているのが自社に代わって化粧品を製造してくれる化粧品OEMです。 では化粧品OEMとは具体的にどんな仕組みなのか、この記事で解説したいと思います。   化粧品OEMとは 初期費用が安い? 化粧品OEMとは化粧品受託製造とも言われており、依頼元のブランドの化粧品を製造することです。化粧品OEM会社は化粧品製造業許可・化粧品製造販売業許可を得ていて、依頼主の要望に従って化粧品を製造します。(化粧品製造業許可とは化粧品の製造を行うことができる許可です。また、化粧品製造販売業許可は販売責任を負い、日本国内での化粧品の販売を行うことができる許可です。) オリジナル化粧品の販売はしたいけれど、知識や技術がない個人や会社が化粧品OEM会社に依頼をすることで、希望に合った化粧品を製造してくれます。そのため依頼者は自社で化粧品の製造をおこなうための設備投資や製造業許可、製品を市場で販売するための製造販売業の許可等を取得していなくてもオリジナル化粧品を製造・販売することができるのです。 OEMという取引の形態は化粧品業界だけではなく、あらゆる業界業種で行われています。   化粧品OEM会社への依頼の流れ 実際に化粧品製造を依頼する場合、どのような流れになるのでしょうか。 オリジナルの化粧品を自社で研究開発から始める事は困難です。そんな時に頼りになるのが化粧品OEM会社です。化粧品OEM会社では試作から製造、容器の手配など化粧品づくりを一からサポートしてくれます。   化粧品OEMの流れ ①打合せ、企画 まずは打合せで希望やコンセプトなどをヒアリングし、どのような商品を作りたいか伝えます。そのうえで商品として成果が出るように具体的な相談にのってくれます。ロット数、コンセプト、販売ルート、希望の配合成分など細かな要望まで伝えましょう。 ②試作 打合せの結果をもとに、開発チームが最適な処方、成分を検討し試作を行ってくれます。使いやすさや安全性などに配慮しながら、何度か試作を重ねます。 ③資材選定、デザイン 商品やブランドのイメージに合った容器やパッケージデザインを選びます。デザインは化粧品OEM会社のデザイナーの方に頼んで製作してもらうことも可能です。ロット数やコストを調整して、最適な容器を選びます。 ④見積、契約、発注 予算に合わせて品目、仕様、生産方法、数量、納期などの見積もりを出してもらいます。 その後双方の合意が得られれば契約、発注となります。 ⑤製造 原料や資材などの手配ののち、商品を製造してもらいます。その際薬事法や景品表示法に沿って必要な手続きを踏みながら製造していきます。 ⑥検査、品質チェック、納品 製造後、品質に問題がないかどうか安全性試験を行います。基準をクリアしているか検査を行った後、指定した場所まで納品してくれます。   得意分野の違い 一言で化粧品といっても、基礎化粧品、メイクアップ化粧品、ヘアケア化粧品、UVケア化粧品など様々な種類の化粧品があります。化粧品OEM会社でも設備や技術、ノウハウの蓄積の関係ですべての種類の化粧品を製造できるとは限りません。 また製造できるにしても、得意不得意の差がある場合があります。一つのカテゴリーだけを専門として、商品を絞って製造している会社も多く存在します。   基礎化粧品が専門の会社 化粧水、乳液、クリームなどのスキンケア製品を専門としているOEM会社です。その中にも、シートマスクなど専門性が分かれることがあります。   メイクアップ品が専門の会社 リップやマスカラ、アイライナー、ファンデーションなどいわゆる色物化粧品を専門としている会社です。スキンケアと合わせてやっているところもあれば、完全に色物を専門としている会社もあります。   ヘアケアが専門の会社 シャンプー、コンディショナー、育毛剤などの髪に関する製品を得意としている会社です。専門性が高い分野であり、製造実績が多い会社が多いです。   それ以外が専門の会社 化粧品という概念は広く、日焼け止めや石けん(洗顔含む)や髭剃り剤まで様々なものも含みます。また、ペット用化粧品やオーガニック化粧品などを得意としている会社もあります。 化粧品しか製造できない会社もあれば、医薬部外品や医薬品まで製造できる会社もあります。 化粧品以外で入浴剤や歯磨き粉などの口臭ケア製品を得意としている会社もあり、それぞれの得意分野は多種多様です。   化粧品OEM会社に依頼するメリット それでは化粧品の製造を化粧品OEM会社に依頼するメリットはどんなものがあるでしょうか。下記にまとめてみました。   工場設備に投資する必要がない OEM会社に委託する大きなメリットのひとつとして、工場設備に投資をしなくてよい点が挙げられます。自社工場を作るとなると土地や建物や機械の購入費、技術者の人件費など莫大な費用が必要です。しかしOEM会社に依頼をすればこれらの設備に関する負担は必要ありません。   化粧品製造販売の許可や薬機法など専門的な部分をサポートしてくれる 化粧品を製造・販売するためには、薬機法で「化粧品製造業許可」「化粧品製造販売業許可」の取得が義務付けられており、化粧品ビジネスには様々な法律が関わってきます。そのため知識がないまま参入すると、知らない間に法律違反を犯してしまう可能性があります。その点化粧品OEM会社はその道のプロであり複雑な法律を熟知しているので、アドバイスをもらったり、指導してもらったりすることが可能です。   在庫を抱えるリスクが少ない 自社で商品を製造する場合、原料や容器など様々なものを手配する必要があります。そのため製造スケジュールによっては原料などの過剰な在庫を抱えるリスクがあります。それに対してOEMの場合は、製造を依頼するだけで製品が決められた納期に納品され、原料や容器などの在庫を抱えるリスクなく商品を製造することができます。   製造の責任はOEM会社にある 万が一商品の品質に問題があった場合や健康被害が出た場合、その責任はOEM会社にあります。そのため多額の賠償費用を請求されたり、商品の回収にコストがかかったりする心配はありません。   中身から容器まで一括して依頼できる 化粧品の構成要素は中身だけでなく、容器や化粧箱など手配するものがいくつもあります。それらの手配を、化粧品を初めて製造する会社が自社で全てするのはかなりの時間と労力が必要です。OME会社に依頼することにより、中身の製造から容器の手配など一括して製造を任せることができるため、商品企画や販売など、別のことに注力することができます。 また最近では製造だけでなく、企画、マーケティング、ホームページの作成、販売促進など化粧品を売る工程までサポートしてくれるOEM会社も存在するため、自社の状況に合ったサポートを受けることが可能です。   依頼するデメリット 上記では化粧品OEM会社に製造を依頼するメリットをお伝えしました。ではデメリットはどんなものがあるでしょうか。下記にまとめてみました。   納期に制限がある 化粧品OEM会社の(もしくは化粧品OEM会社の委託先の)製造工場は基本的に毎日稼働しており、他の依頼元の商品も製造しています。会社によっても異なりますが、何ヶ月先までびっしりと製造スケジュールが埋まっていることも珍しくありません。そのため、急な依頼に対応してくれる可能性は低い場合が多いと考えられます。工場の稼働状況によっては断られる、納期を伸ばされる可能性は十分に考えられ、それにより販売の機会を逃してしまう可能性があります。 メーカーと頻繁に連絡を取り、余裕をもったスケジュールで製造を依頼する必要があります。   他社の商品と処方がかぶる 化粧品の新処方を開発しようとする場合、年単位で時間がかかるのが普通です。商品の効果を研究したり安全性の検査を行ったりしていると、どうしても時間がかかってしまいます。そのため化粧品OEM会社は様々な処方を事前に持っており、ベースの処方にアレンジを加えて提案するのが通常の流れになります。そうすることで大幅に時間を短縮でき、かつオリジナルの処方を開発することができます。 しかしこの方法では安全性に影響しない部分だけ変えて提案されている場合が多く、他社の商品と似たような効果、使用感の商品になることがあります。   自社での技術や生産ノウハウが蓄積されない 開発・製造の技術をOEM会社に完全に委託するために、その知識やノウハウが自社に蓄積されません。また化粧品の処方の権利はOEM会社にあり、依頼者の財産にはなりません。OEM会社のノウハウを活用できるということは、逆に言えば自分の手元にノウハウが残らないということです。全く同じ製品を他のOEM会社、もしくは将来的に自社で作りたいと思っても難しい場合があります。処方の内容を開示してもらうことは基本的にはできないと考えておいてください。 以上の点が化粧品OEMのデメリットとして考えられます。しかし上記のようなデメリットはOEM会社との綿密なコミュニケーションや信頼関係によってカバーできる部分もあります。   まとめ オリジナル化粧品の製造・販売を考える際、化粧品OEM会社はとても頼りになる会社です。OEMを依頼する際は会社によって得意分野が異なるので、ホームページや製造実績を確認してから依頼するようにしましょう。 またOEMする際のメリット、デメリットを考え、自社の状況に合った判断が必要になります。 化粧品販売・製造をお考えの方は一度化粧品OEM会社に相談してみるのが良さそうです。  

化粧品OEMメーカー 製造と工場について

化粧品ブランドを立ち上げた後、考えなくてはならないのが、製造と販売です。 これについては「化粧品製造業」、「化粧品製造販売業」として行政から許可が下りている業者しか製造や販売ができない仕組みになっています。 そこで活用したいのが化粧品OEMです。みなさんも製造や販売について調べたときによく目にしているのではないでしょうか。 ただ聞き馴染みがない化粧品OEM。そもそもなんなのか、何をしてくれる場所なのか。皆さんが感じている疑問について解説していきます。   化粧品OEMとは? 化粧品OEM(Original Equipment manufacturer)とは、化粧品受託製造とも言われており、自社ブランドとして販売したい化粧品の開発や製造を化粧品の専門企業に委託することを言います。つまり「他社のブランド製品を製造すること」、または「他社のブランド製品を製造する会社」という意味で使われています。   製造と販売を委託できるのがOEM 化粧品は、さきほども述べた通り「化粧品製造業」、「化粧品製造販売業」として行政から許可を受けた業者しか製造や販売ができない仕組みになっています。 この許可を受けるには、知識と経験に基づいて、製造業を適切に管理するためのライセンスを取得する必要があります。ビジネスで不特定多数のお客様に販売する化粧品は、直接肌につけるものであるため、製造と販売には責任が伴います。よって簡単に許可を得ることは難しくなっているわけです。   化粧品OEMは、化粧品ブランドを立ち上げたけれど、ライセンスがなく製造販売ができないという業者が、ライセンスを取得している会社に依頼することで、オリジナル化粧品の販売ができるようになります。 化粧品業界では、化粧品OEMメーカーがたくさん存在しており、多くの製品がOEMで作られいます。その他、食品、アパレル、インテリア、家電品などでもOEMはよく使われているのです。   「化粧品OEM(製造委託)」と「外注」の違い では外注とは何が違うのだろう、と思う人もいるかもしれません。OEMは製造メーカーに自社製品の開発・製品化を丸ごと委託することをいいます。これをすることにより、自社で工場や製造に関わる人材を確保する必要がなく、製造コストを大幅に削減することができるのです。 一方「外注」は自社生産ラインの一部を外部の製造メーカーへ委託することで、自分たちで製造工場(生産施設)や人材を保有し、不得意分野を補ってもらうという意味があります。したがって基本的にはコスト削減などを目的として一部外部の力に頼るといった形になるため、化粧品OEMのように丸ごと委託するのとでは大きく違いがあります。 例えば化粧品OEMがコスメの企画から処方設計、研究開発、製造までを丸ごと委託するのに比べ、外注は美容液の原料抽出だけ委託するなど部分的な委託となります。   OEMとODMの違い OEMとともによく目にするのがODMです。そもそもこの二つはどのような違いがあるのでしょうか。おおまかな概要を聞いても両社の違いまではわからないという方も多いのではないでしょうか。 まずOEMは製品の設計や開発、組立図に至るまで委託者が用意しなければなりません。受託者(OEM製造会社)は、委託者から届けられた設計書や図面に従い、製品を設計するだけになります。時には委託者が技術指導を行うケースもあります。 一方、ODMは、製品の開発から製造にいたるまで、すべて受託者(ODM製造会社)が担当します。中にはマーケティングや販売まで受託者が行うケースもあるようです。さらに、受託者が製品の設計や技術情報を、依頼企業へオファーすることもあります。このことからも分かる通り、委託者と受託者(ODM製造会社)は対等な関係であることが多いです。 このことからもOEMは委託側が製品の設計や開発、組立図などにこだわりを持ちたい、というタイプの会社には非常に相性がよいと思われます。一方ODMはある程度製造会社にお任せしてしまう形となっているため、ブランド構築と販売に専念したい人にお勧めとなります。   化粧品OEMでかかる費用は? では実際に化粧品OEM製造会社に委託した場合、どのぐらいの費用がかかるのでしょうか。 おおよその費用の目安いくと、化粧水が150mlを500本委託した場合、1本あたり900円で45万円。1000本で70万円。3000本で180万円ほどになります。使用する原料・成分・処方・容器等で値段は大きく変わりますので、あくまでも価格帯の参考地としてお考えください。 また費用の内訳は、サンプル代、パッケージデザイン代、容器や化粧箱の版代、化粧箱の木型代、バルク代、ラベル代さらに化粧品の梱包代・配送代になります。 当然ですが、高い成分を使えば使うほど、値段も上がっていきます。化粧水など、水の割合が多い製品は比較的費用が安くなる傾向にあります。   化粧品コストを抑えたい!と思ったら 予算が少なくコストを抑えたいという場合はOEMメーカー既存のバルクや処方をベースにアレンジする方法などがあります。この場合は小ロットでも引き受けてくれる場合が多く、納品までの時間も短くて済みます。   化粧品製造で注意しておきたいこと また、ゼロから新処方を開発する場合は、研究開発費用、安全性を確認する分析・検査が必要になるため、その分費用がかかるので注意が必要です。特に化粧品原料として登録がないものを使用したい場合や、医学部外品の開発、医薬部外品として新しい成分や処方で開発する場合は申請手続きや試験費用など、様々な手続きや時間を費やすことになるため要注意です。   注意点 化粧品原料として登録がないものを使用する→化粧品原料国際命名法=INCI名や日本語成分表示名の申請、登録などで時間や費用がかかる 医薬部外品として開発→薬事承認などの申請手続きなどが必要 医薬部外品として新しい成分や処方で開発→試験費用や時間が必要     化粧品OEMメーカーの選び方、工場について これまでの解説である程度OEMについてなんとなく理解できてきたのではないでしょうか。ここからは実際に自社ブランドを立ち上げてからどの化粧品OEMメーカに委託すればよいのか、種類と選び方について紹介していきます。   化粧品OEMメーカー選びのポイント 化粧品OEMメーカーは数百社あると言われています。この中からピンポイントで自分にあったメーカーを探し出すのは至難の業です。OEMメーカーは設備によって作れる品目、製造以外のサービス、容器のコーディネート、デザイン対応などの内容がことなります。「化粧品が作りたいのにクリームが得意なOEMにお願いしてしまった…」等と後々困らないように、慎重に決めていきたいものです。   どんな製品が得意なのか問い合わせてみる OEMメーカーによって積み重ねてきた知識や実績による開発の得意分野が異なりますので問い合わせの際に必ず確認を取りましょう。ほかにもメイクやシートマスクなど専門品目に特化したOEMメーカーもあります。美容液でもエイジングケアが得意、美白系が得意など細かく分かれているので、まずは気になったOEMメーカーに希望の品目、処方の開発が可能かどうか確認を行いましょう。   自社工場があるメーカー or 自社工場なしのファブレスメーカー また、化粧品OEM会社でも自社工場を持っているメーカーと自社工場を持っていないファブレスメーカーが存在しており、商品開発の柔軟さ、サポート体制、見積もり金額にも違いがありますので注意が必要です。 ちなみに自社工場を持たないファブレスメーカーの方が商品開発が柔軟であったりサポート体制が充実している傾向にありますが、その分金額は高くなります。 ファブレスメーカーは、複数の工場と提携関係を結んでおり、製品ジャンルに合わせて最適な工場を見つけて製造依頼をかけます。また、メリットとデメリットは以下のとおりです。   ファブレスメーカーを選ぶメリット 営業や商品企画提案に力を入れている 販促アドバイスやアフターフォローなど手厚いサポート 得意分野に合わせて提携先工場を選ぶので柔軟な商品開発が可能 納期に合わせて稼働できる工場を選ぶので製造スケジュールが組みやすい   ファブレスメーカーのデメリット コーディネートしてもらう分の費用が発生するため、その分のコストが上がってしまう。 ただ、化粧品企画や開発ノウハウ、販売ルートに太いパイプを持つなど、結果的にはヒット商品に育てられるなどプラス面が大きいのも事実です。     自社工場を持つOEMメーカーを選ぶメリット 作りたい商品がすでに決まっている場合はできるだけ費用を抑えて化粧品を開発することができる   自社工場を持つOEMメーカーのデメリット 営業サポートや商品企画のアドバイス、販促アドバイスなどができるメーカーとできないメーカーがある 工場の設備や製造能力、稼働状況により、アイテムに制約がでる、納期が延びる場合がある   化粧品の得意ジャンルで選ぶ 化粧品OEM会社によってそれぞれ原料・資材調達ルートの確保や生産設備、製造技術やノウハウなどが異なるため、得意ジャンルに合わせてメーカーを見極める必要があります。   化粧品OEMメーカーの大まかな分類 基礎化粧品に強いメーカー/ヘアケアに強いメーカー/石鹸に強いメーカー/メイクアップに強いメーカー/フェイスマスクなどシート系に強いメーカー/入浴剤に強いメーカー/香水に強いメーカー/歯磨き粉、洗口液に強いメーカー   地元の化粧品OEMメーカーを選ぶ 化粧品開発では商品開発から納品までに多くの工程が存在するため、化粧品開発に慣れていない方は、地元メーカーにお願いするのもお勧めです。営業所が近くにあればこまめに相談し、開発内容をつめていくことができます。 また、最終的なパッケージに表記する内容が薬機法に違反した場合、販売できなくなりますので、化粧品OEMメーカーを選ぶ際は、薬機法の知識を十分に持ち、丁寧にサポートしてくれる会社を選ぶようにしましょう。   まずは化粧品を小ロットでOEM製造する どんな企業でも、初めての分野に参入するときは、たくさん作って本当に売れるのかという不安や、多くの在庫を抱えたくないと考える人が多いでしょう。そんな時に予算総額を抑えるため、小ロットから製造する手もあります。一般的には最小ロットは1,000や3,000で設定しているメーカがほとんどですが、中にはロット100からタイプしてくれるメーカーもいます。最小ロットは必ず確認しておきたいものです。 ただ小ロットだと1商品の原価が高くなってしまうというデメリットもあります。リスクを最小限にするためにロットを小さくした結果、商品価格を競合製品より高く設定せざる負えなくなってしまい、結果として全く売れない商品になってしまったという場合も存在します。予算がある場合は大ロットで作ることをお勧めします。 また小ロットの場合メーカー数も限られてきます。条件によっては処方や使える容器に制限が出てしまう場合も見られます。   品質管理体制を確認しておく 最低限の品質管理ルールは法律で定められていますが、OEMメーカーによって大きく異なるため、依頼の最終段階で工場見学するのも一つの手だと思います。また、ISO規格の認証取得・GMP(医薬品製造適正基準)に基づいた品質管理体制などを行っている場合もあります。厳しい基準で行っている企業もありますので、そのような基準をもとに探すという方法もよいのではないかと思います。   納期について 納品までに2~6か月かかりますので、それを前提としてOEMメーカーに問い合わせを行うとよいと思います。   まとめ 本記事では化粧品OEM、ODMの解説とメーカーの選び方についてご紹介させていただきました。 この記事を参考にしながら、自分に合ったOEMメーカーを探してみてくださいね。

健康食品OEMの展示会

OEM製造に関する知識はもちろん、現在市場に出回っている健康食品について詳しく知ることができる「展示会」。大手企業やメーカーも多数集まるため、今までにない経験ができる場面も多数訪れるでしょう。年間に数件の展示会が開催されているため、現在の傾向を知るためにも参加をおすすめします。 美容・健康食品EXPO 美容・健康食品EXPOは、「インナービューティEXPO」余も呼ばれる専門性の強い展示会です。あらゆる分野が集結し、体内から美容・健康を目指すための展示会であり、健康食品であるサプリメントや健康ドリンクなどの商品情報も盛りだくさんです。 同時に行われている国際化粧品展と組み合わせ、体の中はもちろん外からも美しくなるための情報を網羅できます。もちろん勉強会としての側面だけでなく、実際に商談をまとめることも可能。健康食品を扱う企業だけでなく、OEMメーカーや商社など幅広い観点から商品について学べます。 【美容・健康食品EXPOの概要】 展示会名称:美容・健康食品 EXPO(インナービューティ EXPO) 開催場所:東京ビッグサイト 開催時期:2024年1月17日(水)~19日(金) 10:00~18:00(最終日のみ17:00終了) 主催:RX Japan株式会社 公式HP 健食原料・OEM展 来場者数1万人を超え、最大規模の食品展示会である健食原料・OEM展。各企業の製品はもちろん、原料や素材、次世代の注目すべき成分、そして製造技術などをあらゆる企業がアピールする場でもあります。日本国内はもちろん、世界で活躍中の企業から違った視点での製品づくりを学べるでしょう。 健食原料・OEM展では、各ブースで行われる有料セミナーや企業プレゼンテーションに参加することでより専門性の高い知識を得られます。東京駅からは徒歩5分、有楽町駅からはわずか徒歩1分で到着する好立地なため、アクセスが良いのもポイントといえるでしょう。 【健食原料・OEM展の概要】 展示会名称:健食原料・OEM展 開催場所:東京国際フォーラム「ホールE1(展示ホール)」(ガラス棟G 地下2F) 2024年開催時期:2024年4月24日(水)~25日(木) 10:00~17:00 主催:株式会社ヘルスビジネスメディア 公式HP ifia JAPAN ifia JAPANの出展企業は、一般的な食品企業はもちろん、酸味料や甘味料といった添加物専門の企業から製品開発における分析・検査機器メーカー、受託製造を請け負うOEMメーカーなど多岐にわたります。日頃相まみえることのない他企業との出会いの場として、また意気投合し新たな事業のスタートとしても利用できる展示会といえるでしょう。 同時開催されるHFE JAPANは、ifia JAPANに比べて健康意識の高い企業が一堂に会する展示会です。健康食品に特化した企業はもちろん、一般食品分野でも新規開拓を目指す企業が参加しています。一部では医療やスポーツ分野からの出展もあり、それぞれで異なる顧客へのアプローチ方法を学べますね。 【ifia JAPANの概要】 展示会名称:ifia JAPAN/HFE JAPAN(ヘルスフードエキスポ) 開催場所:東京ビッグサイト 開催時期:2024年5月22日(水)~24日(金) 10:00~17:00 主催:食品化学新聞社 公式HP ウェルネスライフジャパン ウェルネスライフジャパンの目的は単なる健康だけではありません。体の健康維持はもちろんのこと、ライフスタイルを充実させたり、質の高い睡眠をとれたりといった内容も含め心身共に健康で過ごせる生活を目指しているのです。そのため取り扱われる分野も多岐にわたり、食品業界はもちろん美容、スポーツ、旅行分野などが集結する大展示会となります。 また、同時開催となる展示会には食中毒・店舗衛生にまつわる対策展やカフェ、ベーカリー、スイーツ、ヌードルなど健康食品にも通じる内容ばかり。コロナ禍で需要が急増しているテイクアウト業界にも、アンテナを向けておくと良いでしょう。 【ウェルネスライフジャパンの概要】 展示会名称:ウェルネスライフジャパン2024 開催場所:東京ビッグサイト 開催時期:2024年7月16日(水)~18日(金) 10:00~17:00 主催:ウェルネスライフジャパン事務局 公式HP SPORTEC 2009年の開催から現在まで、規模を拡大しながら続けられてきたSPORTEC。日本のみならず世界中から集結したスポーツ関連企業により、さまざまな技術が展示されます。一口にスポーツといってもカテゴリは幅広く、一般スポーツから関連用品企業、ジムやプールなどの施設関連からトレーニング専門まで多岐にわたります。そして当然その中に、運動時に使われるドリンクやサプリメント等の健康食品が含まれます。 単なる健康目的ではなく、アスリートとしての健康食品需要は決して見逃せないポイントの一つ。プロやアマチュアはもちろん、趣味でトレーニングに勤しむすべての人に通じる商品を生み出すことが重要といえるでしょう。 【SPORTEC 東京の概要】 展示会名称:SPORTEC 開催場所:東京ビッグサイト 開催時期:2024年7月16日(水)~18日(金) 10:00~17:00 主催:SPORTEC実行委員会 公式HP ダイエット&ビューティーフェア 健康食品業界において、女性消費者からの需要に応えることを避けては通れません。美肌や老化防止の観点はもちろんですが、中でも注目すべきは「ダイエット」。人生で一度もダイエットをしたことがない女性は少ない……といわれるように、多くの女性の身近にあるものだからこそ、手軽に摂取できる健康食品が望まれています。 ダイエット&ビューティーフェアでは、エステサロンや美容クリニックはもちろん、スポーツクラブやリゾート施設などさまざまな企業が出揃い美についての情報を共有し合います。体の中から美しくなれる健康食品をメインに取り扱っている商社や通販業者も多く、市場の動向についても詳しく知れるでしょう。 【2022年 ダイエット&ビューティーフェアの概要】 展示会名称:ダイエット&ビューティーフェア 開催場所:東京ビッグサイト 開催時期:2024年9月30日(月)~10月2日(水) 10:00~17:00 主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社 公式HP 食品開発展 健康食品を作る上では、一般の食品と同じく「健康」「美味しさ」」「安全衛生」「フードロングライフ」の4つの観点を重視しなくてはなりません。これらを踏まえた上で、食生活を彩り豊かなものに変えられる製品づくりを目指し、開発や製造に特化した展示会が「食品開発展」です。 健康食品をOEM製造している場合は開発・研究分野、またOEMメーカー側ならば製造・品質保証分野など、それぞれのカテゴリに分かれて行われプレゼンはなんと370件以上。来場者はなんと4万人超えを予定しており、厚生労働省や農林水産省も後援する大規模な展示会です。 【食品開発展の概要】 展示会名称:食品開発展 開催場所:東京ビッグサイト 開催時期:2024年10月23日(水)~25日(金) 10:00~17:00 主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社 公式HP まとめ 展示会への出席は、知識を深めるだけでなく市場の動向や今まで気づかずにいた新たな発見ができる場として有効です。社内で意見を寄せ合うのも大切ですが、時には異なる業種の企業と相まみえる機会も設けてみてください。今後さらにステップアップするためにも、持ち帰った情報はぜひ社内で共有し、新たなアイディアへと繋げていきましょう。

健康食品OEMの展示会

近年需要が高まっている健康食品OEM業界において、他企業との関わりは避けて通れません。現在の市場がどうなっているか、または新たな受託先などの取引相手を見つけるためにも、積極的に展示会に参加しましょう。今回は代表的な2種類の展示会について、詳細と過去の実績をご紹介します。 健康食品OEMの展示会で得られること 健康食品OEMの展示会に参加すると、まず第一に「最新の経済動向がチェックできる」というメリットがあります。健康食品のみならず、各種業界が目まぐるしく変化をし続けている昨今。現在何を求められているのか、また何をすべきなのかといった情報を知らないままでは、他企業に大きく遅れを取ってしまうでしょう。 展示会には、現在市場を率いている大企業が参加するだけでなく、その道の専門家やイノベーターなども参列しています。現場とはまた違った視点からの話を聞くことで、凝り固まった考えがほぐれ、視野を広げることにも役立ちます。 さらに、大きな目的の一つが「ビジネス取引」。生産者側は新たな製品の製造先を、製造者はより良い原料を作る生産者を見つける場として活用できるでしょう。日本人はもちろん多くの外国企業も顔を出しているため、世界に向けて自社製品を発信することも可能です。 海外での事業が成功すれば、日本でメジャーでない製品も販売できる可能性があります。「現段階で出来ていないことを可能にする」ために必要不可欠なのが、健康食品OEMの展示会ともいえるでしょう。   健食原料・OEM展2024 まずご紹介するのが、「東京国際フォーラム」で開催される「健食原料・OEM展2024」です。全ての人がビジネス目的で足を運ぶ場としても知られ、一般市民は一切入場できません。かといって初参加であっても敷居が高いわけではなく、気軽に見て回れるブースが多数用意されているのもポイントといえます。   2024年の開催予定 「健食原料・OEM展2024」は、2024年4月24日(水)・25日(木)の2日間で開催が予定されています。どちらも開催時間は10時から17時まで。各日付でプレゼンテーションの内容や企業が異なるため、都合が合えば連続して参加してみても良いでしょう。 また、各プレゼンテーションに参加するには別途費用が発生します。当日参加は受講料として1講座につき5,000円ですが、事前に予約した場合は1講座3,500円で参加が可能。開催時間内はほぼ休みなくプレゼンテーションが行われているため、興味のある内容のものはあらかじめ目星をつけておくことをおすすめします。 展示会名称:「健食原料・OEM展2024」 開催日程:2024年4月24日(水)~4月25日(木) 各日10:00~17:00 会場:東京国際フォーラム ホールE1 アクセス:JR有楽町駅より徒歩1分・東京駅より徒歩5分 問い合わせ:03-3839-0751   主催者情報 「健食原料・OEM展2024」の主催は株式会社ヘルスビジネスメディアです。紙媒体の専門情報誌「ヘルスライフビジネス」を始め、Web上での情報発信も担っています。健康食品のメーカーはもちろん、一般食品メーカーや医薬品製造業者などにとっても見逃せない情報が盛りだくさんの情報誌といえるでしょう。 また、海外との取引を検討する企業が増えたことにより、近年は貿易会社にとっての有用な情報も多数取り扱うようになりました。さまざまな製品を受託加工する企業にとっても、毎月目を通しておきたい情報誌となっています。 企業名:株式会社ヘルスビジネスメディア 所在地:〒101-0021 東京都千代田区外神田6-5-3 偕楽ビル新外神田5F 電話番号:03-3839-0751 FAX:03-3839-0753 E-MAIL:info@health-mag.co.jp 代表者:木村忠明(代表取締役会長) 大矢均(代表取締役社長) 資本金:1,000万円 設立:1993年3月   過去の開催実績 2023年 来場者数 : 10000人 出展社数 : 100社 (うち海外から:4 社) 2020年・2021年は、残念ながら新型コロナウイルスの影響で開催を見送ることとなった「健食原料・OEM展」。その前の2019年に開催された際は、2日間で合計10,948人の来場者でにぎわいました。 2019年4月9日(火):5,371人 2019年4月10日(水):5,577人 出展していた企業は全部で71。健康食品業界で人材派遣サービスを担う企業や製薬会社、市場調査とコンサルティングを手掛ける企業などありとあらゆる関係者が集結しました。   健康博覧会 続いてご紹介するのは、東京ビッグサイトで開催される「健康博覧会2024」です。こちらも「健食原料・OEM展2024」と同じく業界関係者のみが立ち入りを許されており、各企業や現在のトレンド、情勢を知るための貴重な場であることは間違いないでしょう。 また、健康博覧会の公式HPでは、事前学習として展示会に参加予定の企業や主な製品、現在注目されている成分についてなどの情報がまとめられています。参加前に目を通しておくことで、視野が広がりより有意義な時間を過ごせるようになりますね。情報は随時更新されており、普段から知識を深めるためにもチェックしておきたい内容となっています。   2024年の開催予定 「健康博覧会2024」は、2024年2月20日(火)~2月22日(木)までの3日間を通して行われます。いずれの日も10時から17時まで開催され、予定されている来場者数位は20,000人。メモを取りながら話を聞くブースもあれば、和気あいあいと体験するタイプのブースもあり、大変にぎわうことが予想されます。 さらに、入場には5,000円の入場料が発生しますが、こちらは事前にWebから予約しておくことで無料となります。あらかじめ予約した場合、同日同会場で行われる介護、医療、予防・未病、ヘルステック部門の展示会「Care Show Japan2024」に参加が可能。健康食品業界と同じく、健康に過ごすことを追い求める業界が多数終結しているため、時間があればこちらもチェックしておくと良いでしょう。 展示会名称:「健康博覧会2024」 開催日程:2024年2月20日日(火)~2月22日(木) 各日10:00~17:00 会場:東京ビッグサイト 南全館 アクセス:りんかい線国際展示場駅より徒歩7分・ゆりかもめ東京ビッグサイト駅より徒歩3分 問い合わせ:03-5296-1025   主催者情報 「健康博覧会2024」の主催はインフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社です。英国に本社を置く企業であり、主に国際会議やセミナーを企画・運営しています。健康食品だけでなく、美容やアパレル、ジュエリー、精密機械や運送業界に関する展示会を多く開催しており、各種情報が集まる大元ともいえるでしょう。 インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社が手掛けるのは「B2B」、いわゆる企業から企業への取引サポート。それぞれの企業が異なる環境にある中、その橋渡しをする重要な役目を担っているのです。 企業名:インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社 所在地:〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町1-8-3 神田91ビル2F 電話番号:03-5296-1011 E-MAIL:information-center-jp@informa.com 代表者:クリストファー・イブ(代表取締役) マーガレット・マー(取締役) 資本金:1,000万円 設立:1993年3月   過去の開催実績 過去40回にわたり変わらずに開催され続けてきた「健康博覧会」。 2023年2月8〜10日、東京ビッグサイト西1・2ホールで開催。出展:385社(前回322社)、来場者数は約2.1万人と前年比5割増と。 2022年は新型コロナウイルスの影響で開催中止を余儀なくされていますが、2021年には累計来場者数11,621人を記録しました。参加を辞退する企業があったこともあり、規模を縮小しての開催となった2021年。コロナ禍以前には来場者数40,000人、参加企業が600を超える大展示会だったことからも、2024年の開催に期待が高まっています。   まとめ 今回は2024年に開催が予定されている2件の大きな展示会についてご紹介しました。さまざまな企業と触れ合う中で、新たな発見が得られる展示会。大きな商談が成立する可能性も十分にあるため、まずは事前登録を済ませ、開催日まで事前学習に励みましょう。

化粧品OEM、化粧品メーカーの展示会

「化粧品OEMってどんな商品が作れるんだろう?」 「化粧品OEMに気軽に相談してみたいけど、電話はメールは億劫…」 「そもそも化粧品OEM企業って何社ぐらいあるんだろう?」 そんな疑問やお悩みをお持ちの方も多いのではないのではないでしょうか。 そんな方は是非「化粧品展示会」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。 この記事では化粧品OEMが一堂に集う化粧品の展示会についてご説明したいと思います。 化粧品OEMが集う化粧品展示会4選 化粧品開発展 -COSME Tech- 化粧品開発展は東京と大阪の2カ所で毎年開催されており、今年は1月に東京で、9月に大阪で開催されました。 主に化粧品や美容食品の原料、化粧品OEM、容器パッケージ、研究機器など化粧品の研究・企画開発に活かせる情報や製品が一堂に出展する専門の展示会となります。 国内外から多数の化粧品メーカーが来場しており、会場内のブースで開発サンプルのテクスチャーを確認したり、その場で商談を行ったりが出来ます。 また各開催地のセミナー会場では、化粧品業界の最前線で活躍する方々によるセミナープログラムが開催されています。中には受講が無料のセミナーもあるため、役に立ちそうな講演は積極的に参加しても良いかもしれません。   【2024年 化粧品開発展 -COSME Tech- 東京の概要】 展示会名称:第14回 化粧品開発展[東京] -COSME Tech 2024 [TOKYO]- 開催場所:東京ビッグサイト 開催時期:2024年1月17日(水)〜19日(金) 主催:RX Japan株式会社 公式ホームページ 【2022年 化粧品開発展 -COSME Tech- 大阪の概要】 展示会名称:第3回 化粧品開発展[大阪] -COSME Tech 2022 [OSAKA]- 開催場所:インテックス大阪 開催時期:2024年9月25日(水)〜27日(金) 主催:RX Japan株式会社 公式ホームページ 化粧品産業技術展 CITE JAPAN CITE JAPANは神奈川の横浜で2年に1度開催されており、2023年は5月に開催されました。次回は2025年を予定しています。 化粧品産業において有用且つ最新の素材、技術、サービスに関連する展示と技術発表を通じ、有意義な情報交換の場が提供される技術展となっており、開催時には360社を超える企業の出展と6万6千人を超える来場者数を誇る国内最大規模の化粧品展示会と言えるでしょう。 出展企業のブースで直接サンプルを確認したり、その場で商談を行うことも可能となっています。 さらに、別会場では出展者技術発表会が開催されており、出展企業の最新技術や製品のプロモーションが行われています。今年開催された出展者技術発表会では140社を超える出展企業の技術発表があり、多くの聴講者が訪れたようです。 化粧品産業における最新の技術を商品開発に活かしたい方は是非参加してみてください。   【2025年 化粧品産業技術展 CITE JAPAN の概要】 展示会名称:第12回 化粧品産業技術展 CITE JAPAN 2025 開催会場:パシフィコ横浜 開催時期:2025年5月14日(水)〜16日(金) 主催:日本化粧品原料協会連合会 公式ホームページ   アジア最大級の美容博覧会 CHINA BEAUTY EXPO (中国美容博覧会) CHINA BEAUTY EXPOは中国 上海市の新国際博覧センターで毎年開催されており、2023年5月に開催されました。 アジア最大級の化粧品展示会の一つであり、26万平方メートルの会場内に化粧品や美容関連商品、ホームケア用品を取り扱う3,000社を超える企業が出展しています。 この展示会は化粧品やスキンケア、美容機器、関連製造設備などの分野別に25の展示ホールで構成されており、日本のブランドも一般社団法人日本美粧協会(JBA)が運営する日本ブランド専用ホール「日本美粧館」にて出展されています。 中国市場での情報収集や、海外への販路拡大、国内では見つからなかった画期的なアイデア、コストダウンが図れるOEM調査など商品開発の可能性が大幅に広がる展示会なので、海外展開を視野に入れた開発をされている方にはオススメの展示会となります。   【2024年 CHINA BEAUTY EXPO (中国美容博覧会)の概要】 展示会名称:28th CHINA BEAUTY EXPO 開催会場:SHANGHAI NEW INTERNATIONAL EXPO CENTRE 開催時期:2024年5月22日(金)〜24日(日) 主催:Shanghai Baiwen Exhibitions Co., Ltd. 公式ホームページ 全世界の最新マーケットが一堂に集う!世界最大の美容展示会 COSMOPROF COSMOPROF(コスモプロフ)は1967年にイタリアのボローニャにて開催され、現在ではボローニャの他に香港、ラスベガス、ムンバイ、そして2021年からはバンコクでも開催される、美容業界を代表する世界的な展示会です。2019年、ボローニャで開催されたCOSMOPROFでは3,000社を超える企業の出展と、25万人を超える来場者が訪れています。 また、新型コロナウィルスの世界的な蔓延により、2020年に香港で開催されたCOSMOPROF ASIAは「デジタル・ウィーク」としてオンライン開催が行われました。 化粧品や化粧品原料、パッケージ、美容機器、スパ商材など、美容に関する全ての最新情報が集まるハブ的な展示会となっており、さらに毎年美容業界の第一線で活躍する専門家による国際的なトレンド予想や最新技術に関する講演も行われています。 世界5ヶ所で行われる美容業界を代表する世界的な展示会、是非一度は行ってみたい展示会と言えます。   【2024年 COSMOPROF の概要】 展示会名称:COSMOPROF WORLDWIDE BOLOGNA 開催会場:BolognaFiere Exhibition Centre 開催時期:2024年3月21日(木)〜23日(土) 主催:BolognaFiere Cosmoprof S.p.a. 公式ホームページ まとめ この記事では国内外の化粧品OEMが参加する展示会について説明させていただきました。 昨年は新型コロナウィルスの影響により、開催延期や出展見送りが相次いでいましたが、徐々に元の展示会に戻りつつあるように思えます。 やはり実際に会場でサンプルを手に取り直接説明を聞いた方が、自分が作りたい商品イメージが湧くと考えています。 よりこだわった商品作りにチャレンジしたい方は、是非展示会に足を運んでみてくださいね。  

美容室・ヘアサロンでアイラッシュの施術はできる?薬機法を解説

美容室やヘアサロンに併設しているアイラッシュサロンを見かけますが、まつげエクステやまつげパーマによるトラブル例も多く耳にします。アイラッシュの施術は、法律上でどのように決められているのか気になりますよね。 この記事では、美容室・ヘアサロンでのアイラッシュの施術について解説しています。アイラッシュの施術に関する薬機法や、厚生労働省の通達も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 アイラッシュサロンとは? アイラッシュサロンとは、まつげに処理を施すサロンのことを指し、まつげに施すメイクや処理全般を行います。アイラッシュサロンで行われる施術には、以下のような種類があります。 ・まつげエクステ ・つけまつげ ・まつげパーマ ・まつげカール ・ラッシュリフト まつげエクステなどの施術を行うためには、国家資格である美容師免許が必要です。まつげエクステが流行し始めた頃には、目の充血やまぶたの腫れなどの症状が多く見られました。 そこで、まつげエクステは美容行為と定められ、施術者には美容師免許が必要となったのです。 現在は、美容師免許を取得した上で、アイラッシュに関する専門的な知識やスキルを身につけた人が「アイリスト」として活躍しています。アイリスト自体には、免許はありません。専門学校への通学や通信教育での学習、技能検定試験による資格の取得によって、アイリストとしての知識やスキルを身につけます。 美容室・ヘアサロンでアイラッシュの施術は可能? アイラッシュサロンだけでなく、美容室・ヘアサロンでもアイラッシュの施術ができます。アイラッシュの施術をするための必須条件は、美容師免許を所持していることです。受付などのアシスタントは無免許の場合もありますが、施術を行うスタッフは美容師免許を所持しています。美容師免許を持っている美容師なら、併設のアイラッシュサロンでアイラッシュの施術が可能です。 美容院とアイラッシュサロンを併設することは、利用者・施術者ともに利点があります。利用者の利点は、髪のカットやパーマと同じ日に、アイラッシュの施術を受けられることです。何度も美容院に足を運ばなくても、施術を一度に済ませることができるので通いやすくなります。 美容院・ヘアサロン側の利点は、美容院とアイラッシュサロンのそれぞれの利用者が、もう一方のサービスも利用することで、サービスの利用者を増やせることです。 美容院併設のサロンでは、アイラッシュ専門のアイリストのみが施術を行うこともできますが、美容師が兼任することもできます。 ヘアスタイリストとしてだけでなくアイリストとしての施術も担当することで、信頼関係の構築や好みの把握が不要となり、スムーズな施術が可能です。利用者・施術者ともに利点がある美容院・ヘアサロンでのアイラッシュですが、施術で使用する薬剤については、気をつけなければいけない点もあります。 「まつげパーマ」は薬機法違反 まつげパーマ液の製造業者や販売者は、薬機法違反となります。 まつげパーマとは、医薬部外品の薬剤を使って、まつげ全体にカールをかける施術です。まつげパーマが流行り始めた頃は、頭髪用の刺激の強い薬剤をまつげパーマに使用していました。 2004年厚生労働省の「パーマネント・ウェーブ用剤の目的外使用について」において、頭髪用パーマ液の用途以外への使用を自粛する通達がありました。 今般、独立行政法人国民生活センターの実施したまつ毛パーマに関する調査に基づき、エステサロン、美容所等において、まぶたや目に対する健康被害の発生が見られ、同センターより行政に対し、パーマネント・ウエーブ用剤がまつ毛に使用されることのないよう、周知及び指導の徹底が要望されたところである。 (パーマネント・ウェーブ用剤の目的外使用について) まつげパーマが流行り始めた頃は、頭髪用のパーマ剤をまつげパーマに使用していたため、目のトラブルが多かったのです。 現在では、まつげパーマ液は頭髪に使われるパーマ液とは別のものを使う必要があり、医薬部外品の許可が必要となっています。 しかし、薬機法上の承認を受けているまつげパーマ液は存在しません。いわゆる「まつ毛パーマ液」の取り扱いについて」においてでは、以下のように記載されています。 これまで、頭髪用以外の用途でパーマネント・ウェーブ用剤として医薬部外品の承認を 得ているものはなく、頭髪用以外の用途を謳ったパーマネント・ウェーブ用剤は、無承認 無許可の医薬部外品であるため、当該製品の製造者等に対する監視指導の徹底が図られる ようお願いしたい。 (いわゆる「まつ毛パーマ液」の取り扱いについて) 目元へのパーマ液使用は健康被害に繋がることから、厚生労働省ではまつげパーマ液を許可していません。国が許可しているまつげパーマ液というものは存在していないので、まつげパーマ液を謳うことは、薬機法違反です。 まつげパーマ液の製造業者や販売者は違反となりますが、まつげパーマの施術を美容院で行うこと自体は、薬機法違反とはならない可能性があります。 ただし、広告やパンフレットなどでまつげパーマ剤について記載すると、薬機法による規制を受ける場合があるので注意が必要です。まつげパーマ液は認められていないものなので、まつげパーマを施術メニューに入れるかどうかは慎重に考えましょう。 まつげパーマと似ている施術に、まつげカールという施術があります。まつげカールは、薬機法の規制対象とならない成分を使った化粧品や雑貨を使用して、まつげの根本からカールを作る施術です。化粧品や雑貨の薬剤は、刺激が弱く、まつげや肌への負担は少ないという特徴があります。 まつげエクステならOK まつげエクステは、人工のまつ毛を天然のまつ毛の根本に付ける施術方法です。付ける際に使用するグルーは雑貨にあたるので、薬機法の規制対象にはなりません。 薬機法の規制対象となるのは、医薬品、化粧品、医薬部外品、医療機器、再生医療製品です。まつげエクステ用のグルーには、シアノアクリレートという医療用接着剤にも使われている成分が入っていますが、医薬品ではなく雑貨です。使用しているグルーには、手術などで使われる医療用のグルーと同じ安全性があるなどと謳うことは、薬機法違反となる場合があります。 まつげエクステでは、グルーによるアレルギー反応や、眼の刺激による症状が出る可能性があるので注意が必要です。 まとめ アイラッシュは、美容師免許を所持している人のみが施術できます。アイラッシュサロンだけでなく、美容院・ヘアサロンに併設しているアイラッシュサロンでも施術が可能です。 アイラッシュで人気のある「まつげパーマ」では、医薬部外品のまつげパーマ剤を使用する必要があります。 しかし、国に認められているまつげパーマ剤は存在しません。国では、まつげパーマという施術自体を許可しない方針と考えられます。まつげパーマの施術に関する広告では、薬機法による規制を受ける場合があるので注意が必要です。まつげエクステで使用しているグルーに関しては、雑貨扱いとなるので薬機法の規制対象ではありません。 美容院やヘアサロンでアイラッシュのサービスを始める際には、薬機法や通達の内容をよく理解し、利用者が健康被害を受けることのない施術を行いましょう。

コラーゲンマシンの注意点 美容室・エステサロンに関する薬機法

コラーゲンマシンは、日焼けマシンの様に身体に光を当てて肌のコラーゲンを刺激するマシンです。コラーゲンマシンには美肌効果や冷え・むくみ対策に効果があるといわれており、エステサロンでも人気のサービスとなっています。 ただし、コラーゲンマシンについての広告作成の際は薬機法や景表法に抵触しないよう注意が必要です。特に、コラーゲンマシンが医療機器であるかのような広告表現は薬機法違反にあたることを知っておきましょう。 本記事では、エステサロンや美容室の広告にコラーゲンマシンについて記載する際の注意点についてご紹介します。 コラーゲンマシンって何? コラーゲンマシンとは、コラーゲンランプと呼ばれるピンク色の光(可視光線)と赤外線を放出するランプが取り付けられており、全身に光を浴びせる機械です。 コラーゲンマシンの形状は日焼けマシンに似ており、全身に光を当てることで肌のコラーゲンを刺激します。これによって、美肌効果や冷え・むくみの改善、リラックス効果が期待されています。 また、一般的なエステ施術は1回60~90分かかりますが、コラーゲンマシンによる施術はは1回20~30分と短時間であるため、気軽に受けられることも人気の理由となっています。 エステサロン、美容室では広告表現に要注意 「コラーゲンマシン」や「コラーゲン」といったワードに問題はなくても、その前後の文章によって不適切な広告と判断される場合があるため注意が必要です。 例えば、エステサロンや美容室で使われる器具は、法律上「美容機器」と判断されます。そのため、コラーゲンマシンも美容機器といえるでしょう。美容機器の効果をエステサロンや美容室の広告に記載するときには、化粧品と同じ範囲の効能効果表現までに留めることが求められます。 化粧品や美容機器で認められている56の効能効果のうち、肌や皮膚に関わるワードは次のようなものが挙げられます。 (汚れを落とすことにより)皮膚を清浄にする 肌を整える 肌のキメを整える 皮膚を健やかに保つ 肌荒れを防ぐ 肌をひきしめる 皮膚にうるおいを与える 皮膚の水分、油分を補い保つ 皮膚の柔軟性を保つ 皮膚を保護する 皮膚の乾燥を防ぐ 肌をやわらげる 肌にハリを与える 肌にツヤを与える 肌を滑らかにする 出典:化粧品の効能効果の範囲について なお、化粧品や美容機器には「コラーゲンを生成する」「肌荒れを治療する」など治療効果や薬理作用を標榜することは認められていません。化粧品の効能効果の範囲を超えている広告表現は、虚偽・誇大広告や未承認の医薬品・医療機器の広告として薬機法違反にあたります。 コラーゲンマシンで医療機器と同じような効果効能表現は薬機法違反 コラーゲンマシンに「肌の病気が治る」「肌のコラーゲンが再生」といった医療機器と同じ効能効果があるようなワードを使用すると、「未承認の医療機器の広告」として薬機法違反となります。 (承認前の医薬品、医療機器及び再生医療等製品の広告の禁止) 第六十八条 何人も、医薬品若しくは医療機器又は再生医療等製品であつて、まだ承認又は認証を受けていないものについて、その名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告をしてはならない。 出典:薬機法第68条 また、こうした広告表現は、虚偽・誇大広告にも該当するため注意が必要です。 (誇大広告等) 第六十六条 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。 出典:薬機法第66条 ビフォーアフター画像の掲載は薬機法違反 エステサロンや美容室において、コラーゲンマシン施術前と施術後の画像を広告に掲載することは「安全性の保証表現」として不適切とされています。 図面、写真等について 使用前、後に関わらず図面、写真等による表現については、承認等外の効能効果等を想起させるもの、効果発現までの時間及び効果持続時間の保証となるもの又は安全性の保証表現となるものは認められない。 出典:医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項等について 過剰な広告表示は表現は景表法違反にあたる場合も エステサロンや美容室の広告にコラーゲンマシンについて記載するときは、薬機法だけでなく景表法(景品表示法)の規制についても把握することが重要です。 景表法において、商品やサービスが事実よりも著しく優良であるような広告は「優良誤認表示」として禁止されています。優良誤認表示が疑われた場合は、表示内容についての合理的な根拠となる資料の提出が求められるため十分注意しましょう。 (不当な表示の禁止) 第五条 事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、次の各号のいずれかに該当する表示をしてはならない。 一 商品又は役務の品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの 出典:景表法第5条 エステサロンでのNG例 エステサロンの広告において、「コラーゲンを生成」「肌を再生」といったワードを使用すると、薬機法に抵触するため注意が必要です。 薬機法やエステ業界の自主規制に違反する具体例として、次のようなワードが挙げられます。 ① 全く欠けることがないことを意味する用語 (例)「完全」「完ぺき」「絶対」「永久」「保証」「必ず」 「万全」など ② 他よりも優位に立つことを意味する用語 (例)「世界初」「日本初」「世界一」「日本一」「超」「業界一」「当社だけ」「他に類を見な い」「抜群」など ③ 最上級を意味する用語 (例)「最高」「最高級」「極」「一級」など ※①~③は立証できる場合は除く ④ 医師法・医療法・医薬品医療機器法など、医療および医療類似行為に抵触する用語 (例)「治す」「治る」「治療」「療法」「医学的」「医療」「診察」「診療」「診断」「効く」など 出典:徳島新聞広告掲載基準 エステサロンでは医薬品や医療機器の使用は認められていません。そのため、医薬品や医療機器のような効果があると誤解を招く表現は避けましょう。 美容室でのNG例 美容室の広告でコラーゲンマシンについて記載する際は、「美容師がおすすめ」といったワードを避けることが大切です。美容師や理容師といった国家資格を持つ人がコラーゲンマシンをおすすめする広告表現は、一般の消費者に対する影響が大きい考えられています。 仮にコラーゲンマシンをおすすめしていることが事実であっても、不適切な広告とされる恐れがあります。 薬機法の解釈基準である「医薬品等適正広告基準」には、次ように記載されています。 医薬関係者等の推せん 医薬関係者、理容師、美容師、病院、診療所、薬局、その他医薬品等の効能効果等に関し、世人の認識に相当の影響を与える公務所、学校又は学会を含む団体が指定し、公認し、推せんし、指導し、又は選用している等の広告を行ってはならない。 出典:医薬品等適正広告基準 なお、コラーゲンマシンをおすすめする記載自体が事実無根である場合は、虚偽広告や景表法における優良誤認表示に該当することも知っておきましょう。 まとめ エステサロンや美容室で使用されているコラーゲンマシンは、法律上美容機器にあたります。したがって、コラーゲンマシンに医療機器と同じような効能効果があるような広告表現は、「未承認の医療機器の広告」として薬機法に抵触します。 また、美容師がコラーゲンマシンをおすすめしているような広告表現は薬機法違反にあたるため使わないようにしましょう。 さらに、コラーゲンマシンによる効果が事実以上に優良であるかのような広告表示は、優良誤認表示として景表法違反にあたります。コラーゲンマシン広告制作に関わる際は、薬機法だけでなく景表法の確認も忘れずに行いましょう。

「イオン導入」は謳える?美容室・エステサロンに関する薬機法

美容クリニックで行われる施術の一つとして「イオン導入」が挙げられます。イオン導入はエステサロンで行われる場合もありますが、美容クリニックと同じ効能効果表現は薬機法違反に該当します。 また、美容室でも「髪や頭皮へのイオン導入」といった広告表現が使われることがあります。こちらも、美容機器を使った行為であるため医療行為と同じ効能効果表現は認められません。さらに、過剰な広告表示は景表法違反にもあたるため注意しましょう。 本記事では、「イオン導入」に関わる広告表現について、美容クリニックとエステサロン、美容室での扱い方の違いについてご紹介します。 イオン導入って何? 「イオン導入」とは、ビタミンCやプラセンタ、トラネキサム酸といった皮膚からは吸収しづらい成分を微弱電流を流してイオン化し、皮膚の深部まで浸透させる施術です。 ただ化粧水を塗るスキンケアと比べると、有効成分を皮膚に直接導入するイオン導入では、肌への浸透が飛躍的に向上します。イオン導入によって、肌のツヤが良くなる・シミやシワを改善するといった効果が期待されています。 イオン導入施術の流れ ここからは、美容クリニックでのイオン導入施術の流れをご紹介します。 クレンジング まずは、肌についている皮脂や汚れ、メイクを落とすためにクレンジング洗顔を行います。 問診 問診を行い、施術の流れや肌の悩みにあった薬剤を選択します。 薬剤シートを覆う パックのようなシートにビタミンCやプラセンタ、トラネキサム酸などの有効成分をたっぷり含ませ、顔を覆います。 微弱電流でイオン化 微弱電流の流れるローラーを顔全体に転がします。シートパックで貼り付けた有効成分をイオン化し、皮膚の深部まで浸透させます。 スキンケア、UVケア 施術が終わったら、スキンケアやUVケアをして完了です。 美容クリニックではOK イオン導入は、美容クリニックでは広告表示が認められています。 美容クリニックでのイオン導入は、れっきとした医療行為に該当します。エステサロンや家庭で使う美容機器よりも高出力の機器を使用するため、医師の診察を必ず行い、肌の状態を合った薬剤を選択します。 これに対してエステサロンや美容室で「イオン導入」といったワードを使う場合は、あくまでマッサージやリラクゼーションを目的とした行為です。そのため、エステサロンや美容室には医師や看護師はおらず、効果も即効性はありません。 美容室で「お客様に触れる業務」を行えるのは美容師のみ 美容室で「髪や頭皮へのイオン導入」といったサービスを行う場合は、美容師免許のない人が行うことはできません。 美容師法では、ヘアカットやシャンプーを含めた「お客様に触れる業務」を行う人は美容師免許を持つ人のみに限られています。 美容師は「美容を業とする者」をいい、美容師法に基づき厚生労働大臣の免許を得なければならない。 美容師の免許を持たないものは美容を業として行うことはできない。 美容とは「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」とされている。美容師がコールドパーマネントウェーブ等の行為に伴う美容行為の一環としてカッティングを行うことは美容の範囲に含まれる。 また、女性に対するカッティングはコールドパーマネントウェーブ等の行為との関連を問わず、美容行為の範囲に含まれる。染毛も理容・美容行為に含まれる。業とは反復継続の意思をもって行うことで、有料・無料は問わない。また、美容師が美容を行う場合には器具やタオル等を清潔に保たねばならない。 出典:美容師法概要 エステサロン、美容室では広告表現に要注意 エステサロンで使われる器具は、法律上「美容機器」に該当します。美容機器の効果をエステサロンの広告に記載するときには、化粧品と同じ範囲の効能効果表現までしか認められていません。 そのため、「イオン導入」に使われる「導入」といったワードは、「皮膚への過剰な浸透表現」として不適切とされる場合があります。 化粧品で認められている56の効能効果のうち、肌や皮膚に関わるワードは次のようなものが挙げられます。 (汚れを落とすことにより)皮膚を清浄にする 肌を整える 肌のキメを整える 皮膚を健やかに保つ 肌荒れを防ぐ 肌をひきしめる 皮膚にうるおいを与える 皮膚の水分、油分を補い保つ 皮膚の柔軟性を保つ 皮膚を保護する 皮膚の乾燥を防ぐ 肌をやわらげる 肌にハリを与える 肌にツヤを与える 肌を滑らかにする 出典:化粧品の効能効果の範囲について ビフォーアフター画像の掲載は薬機法違反 エステサロンや美容室において、イオン導入前と導入後の画像を広告に掲載することは「安全性の保証表現」として不適切とされています。 図面、写真等について 使用前、後に関わらず図面、写真等による表現については、承認等外の効能効果等を想起させるもの、効果発現までの時間及び効果持続時間の保証となるもの又は安全性の保証表現となるものは認められない。 出典:医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項等について エステサロン・美容室で医療機器と同じような広告表現は薬機法違反 エステサロンで使用するローラーなどの器具は美容機器にあたります。したがって美容クリニックのイオン導入と同じ効能効果があるような広告表現は、「未承認の医療機器の広告」として薬機法違反となります。 (承認前の医薬品、医療機器及び再生医療等製品の広告の禁止) 第六十八条 何人も、医薬品若しくは医療機器又は再生医療等製品であつて、まだ承認又は認証を受けていないものについて、その名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告をしてはならない。 出典:薬機法第68条 また、あたかも美容クリニックと同じイオン導入施術を行うような広告表現は、虚偽・誇大広告にも該当するため注意が必要です。ちなみに、美容皮膚科医が効果を保証するような広告表現についても禁止されています。 (誇大広告等) 第六十六条 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。 2 医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の効能、効果又は性能について、医師その他の者がこれを保証したものと誤解されるおそれがある記事を広告し、記述し、又は流布することは、前項に該当するものとする。 出典:薬機法第66条 景表法違反となる可能性も エステサロンや美容室の広告制作の際には、薬機法だけでなく景表法(景品表示法)についても確認しておきましょう。 景表法において、商品やサービスが事実よりも著しく優良であるような広告は「優良誤認表示」として禁止されています。「イオン導入」についての広告において優良誤認表示が疑われている場合は、広告の内容についての合理的な根拠が求められるため注意しましょう。 (不当な表示の禁止) 第五条 事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、次の各号のいずれかに該当する表示をしてはならない。 一 商品又は役務の品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの 出典:景表法第5条 まとめ 美容クリニックでのイオン導入施術は医療機器を使うのに対し、エステサロンや美容室で使う器具は「美容機器」にあたります。美容機器の効果効能表現は、化粧品で認められている範囲までに留めることが大切です。 エステサロンや美容室で使う美容機器や化粧水は、薬機法による広告規制の対象です。また、過剰にイオン導入の効果をアピールすることは「優良誤認表示」として景表法違反にも該当するため十分注意しましょう。