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レポート 日本のコスメマーケットの課題について

富士ロジテックホールディングス

投稿:

日本のコスメマーケットの「顧客視点」での課題について

全文はこちらから
https://fujilogi.net/blogs/news/fujilogi-news-012

ファシリテーター:富士ロジテックホールディングス 西間木 智(以下:西間木)

Bentenさんと、COCO.skinさんのサービス内容をお伺いしているとサービス対象とマーケットの取り組み方、観方は違いますが、日本のコスメマーケットには、課題が沢山あるし、顕在化もしている、まだまだ埋もれているために、それを解決できるサービスをご提供して、変化を促したいとのメッセージを頂いていると思っています。
ポイントとしては、
「顧客視点としての商品開発と商品提供が出来ていない」
とのご指摘でもあると捉えています。
この点について、先ずは三輪様から、事例を交えてお話をお伺いしていただいてもよろしいでしょうか。

三輪様
では、「顧客視点の課題」ということからですが、COCO.skinのサービスを始めたきっかけにもなるポイントがありますのでお話させていただきます。

今のスキンケアも含めたコスメ市場は、商品がたくさん溢れすぎていて、何を選んで肌ケアをしたら良いのかがわからないということが、顧客視点の中で起こっていることではないかなと考えています。
自分の肌に合った最適な商品を選ぶことがだんだん難しくなってきていることがこのサービスを始めたきっかけにもなっています。

自分の肌のことがよくわからないお客さんもたくさんいらっしゃいますし、それがわからないがために何を選んだらいいかわからないままです。

みなさんもよくご存知な有名コスメサイトには32万個以上の商品が登録されていることもあり、なかなか自分に合うものに出会うことも難しいと思っています。

これまでの選択方法が口コミサイトのランキング1位とか3位とかを参考にして購入されたりとか、
最近では、インフルエンサーの投稿を参考にして購入されるシーンも増えてきています。
ここにも最近の問題が起きていると思っています。
口コミサイトの推奨のカラクリだったり、雑誌などのベストコスメの選定の裏側みたいのが、少しずつ一般の方にもわかってきていますし
インフルエンサーの投稿に関してもステマとかPRであることも多くなっているので、

ますます
「何を選んでいいのかがわからないな」
と消費者は感じていることが課題として捉えています。

COCO.Skinのサービスを通じて、こういった方々の救いになればと思っています。
私から見えている顧客の課題と思っています。
植村様、如何でしょうか。

ブランド過多の中でのブランド世界観を伝える難しさ
植村様
そうですね。まさに本当にすごくネックになってきていています。
今日のテーマでもあり話題のところです。
僕も、かなりいろいろなD2Cブランドさん、最近はP2Cブランドさんの立ち上げの相談をしていますが、世の中には本当にブランドがかなりあふれていています。
それを知らずに作られる、参入される方もすごく多いです。

まず、たくさん商品があることを認識しないといけないですし、逆に、今はSNSなどの情報発信がありすぎてもう見ている側(消費者)としては、もうかなりお腹いっぱいな状態ということがありますので、その中で

違いを見つけたりとか
お客さんにとっては、どれを選べばいいのか
という課題が、逆に情報が開かれたからこそ、すごくいろいろなことが起こってる状態なのかなとは感じてはいます。

三輪様
そうですよね。商品についても、口コミサイトをみていてもかなり多いですし、それ以外にもまだあります。
一方で、コスメへの参入障壁が下がったことも要因かなと思ってはいます。
どんどん商品は増えてきていますけど、私達がサービスを論じたときの、ご利用いただいているお客さんから
「商品はすごく増えているのに、私の肌悩みは全く改善ない」
との声が多かったので、やはりたくさんあるけれども、自分の肌の解決してもらえるものを探して選べない状態になってるのかなとは非常に実感してます。

植村様
そうですね。それは、作る側がその成分とか、化粧品というのをよくわかってないパターンもかなりありますので、そういった点でもD2C事業者やP2Cさんが、たとえばマーケティングをしようとしたときに、
「物とズレる」
というのがすごく起きています。
それは、顧客側からするとすごくわかりにくということがあります。

三輪様
それは私達も感じてるところです。COCO.Skinでご紹介する商品の選定するときに、メーカー・ブランドさんの商品の配合成分や処方にについてお話を伺いするのですけれど、よくご存知ないメーカー・ブランドの経営者や担当の方がおみえなので、そこも課題としては見ています。

成分の配合量のレベルは全成分表記を見てもわからないですし、消費者からすると、高配合の成分A商品と、0.0001%しか配合されていないB商品との差とか違いとかが一見ではわからないです。
これはある意味、消費者を騙していることにもなりますので、私達からすると悲しい出来事でもあるかなと思います。

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