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レポート 成分だけではだめ、顧客へのコミュニケーションが成功のポイント

富士ロジテックホールディングス

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全文はこちらから
https://fujilogi.net/blogs/news/fujilogi-news-013

2022年9月14日に開催されました。

D2C/P2Cスキンケア&コスメまるわかりセミナー 開発トレンドからLINE活用コマースまで完全網羅!

【第1部 キーノート対談】

これまでのコスメ、これからのコスメ、顧客が求めるコスメ体験 
の開催レポートをお届けします。

化粧品OEM、健康食品ビジネスマッチングサイト:Benten(ベンテン)を提供されている、株式会社Cogane studio (コガネスタジオ) 代表 植村 元 様 と
https://bentenmarket.com/

オンライン肌診断によって肌を科学的に分析 効果性のある商品からおすすめを提案するECサイト『COCO.skin』を提供されている、株式会社Skin Code,inc.  代表取締役 三輪 みゆき 様
https://cocoskin.jp/

の開催レポートPart-02になります。

Part-01 日本のコスメマーケットの課題について では、
https://fujilogi.net/blogs/news/fujilogi-news-012

D2C・P2C事業者の参入が増えてきている、それに伴い商品・ブランドの数も係数的に増えている。
マーケティングとしての情報はD2C・P2C事業者から、ペイドメディア、アーンドメディアを通じて意図的に大量に発信されていく。
それに伴なって、それを受けとめている知識や知見が不確かな情報発信者=消費者がより不確かな思いと想定で情報を発信する。
それを基に、商品選択・購入して利用される顧客にとって最適な選定と利用体験が提供されない負の循環になっている。
その背景としては、

ある意味でコスメを開発、製造する環境がとても便利で身近になったこと。
そして、D2C・P2Cの事業モデルだと、簡単に売れて、儲かるという認識の事業者の参入が絶えないということがある。
とのご指摘をいただきました。

今回と次回Part-03では、これらのポイントについて詳しくお話をお伺いしていきたいと思っています。

西間木
三輪様からは、2022年3月のプレスリリースから
Coco.Skinの2万件越えの肌診断データと顧客体験からみる。
コスメの成分・配合に対する顧客ニーズについてお話をいただきます。
それを踏まえて、
植村様からは、
顧客が、求めているコスメの成分・配合を見つけて、作って、届けるためのポイント
について事例を交えてお伺いできればと思っています。

COCO.SKINの2万件越えの肌診断データと顧客体験からみる。コスメ成分・配合に対する顧客ニーズ
三輪様
この時点で2万件でしたが、2022年9月では既に7万件以上の肌診断を体験いただいた消費者がいらっしゃいます。
ありがとうございます。
10万件ぐらいになりましたら、更に詳しい分析をして、ニュースリリースなどで、みなさんにご案内できればと思っています。楽しみにしておいてください。

COCO.Skinの肌診断の問診で一番最初に
「今気になっているお肌のお悩みは何ですか。3つ選んでください」と聞いています。
COCOSkin Q1
ご自分が認識している肌のお悩みに関してのTOP3は

「毛穴がある」
「ニキビがある」
「透明感がない」
「あなたの肌悩みを、3つ選んでください。」
が多く選択されています。

その後、31の問診を続けていただいて、その回答の組み合わせによって複合的かつ科学的に導き出された肌診断結果では、
ケアすべき肌トラブルTOP3は

「透明感が低下しやすい」30.3%
「毛穴が目立ちやすい」26.0%
「ハリ・弾力が低下しやすい」17.0%
複合的かつ科学的に導き出された肌診断結果
でした。

ここからの、私達の考えとしては、ご自分で感じていらっしゃるのはやはり、
「ちょっと今、毛穴が目立っている」
「シミができちゃったわ」
などの、点としても目に留まりやすい部分が気になると思っています。

一方、透明感は、
「昨日より今日の方は透明感がない」
などは、記憶の中では若干わかりづらいのではないか。という理由で、課題として自分で認識している、できる部分としては少なくなっているのかなと思っています。

この分析結果からは、実際の課題と自覚している部分には、有意差があるってことがわかりましたので、先ほどの私達がサービスを始めたきっかけとして、
「自分の肌のことをよくわかっていらっしゃることが少ない」
ということが、データとして表れているかなとは思ってはいます。

本来は、肌の透明感をケアしていった方が、お顔全体だったりとか、毛穴とかも目立ちにくくなるかもしれないです。
ニキビは肌のお悩みとしてはピンポイントの症状になります。やはりピンポイントで目立つところが気になってしまう消費者が多いので、間違ったケアをされている消費者が多い可能性が高いと読み取れます。

これは、自分が綺麗になるために少し遠回りをされてる可能性があると思ってます。

ただ「毛穴」については、肌診断でも上位に入っていますので大きなテーマではありそうです。
ただこの毛穴に対する商品が、本当にたくさん世の中にあるにもかかわらず、毛穴の悩みが改善できていないというのも、ケアの仕方を間違えている消費者が多い可能性があります。
毛穴については、

「たるみの毛穴」あったり
「乾燥のケア」もありますし
「詰まりの毛穴」の場合や
「黒ズミ」という場合
もあるので、そこは本当の根本原因をちゃんとわかってケアしていただかないと自分がなりたい肌になれないと思っています。
2万人の肌診断の結果でわかったことでもあります。

顧客が求めているコスメの成分・配合を見つけて、作って、届けるためのポイント
西間木
この診断結果を受けですが、植村さんにお尋ねしたいのですが、D2C・P2Cなどの化粧品ブランドが、顧客が求めているコスメの成分・配合を見つけて、作って、届けるためのポイントについてお伺いできますか。

植村様
そうですね。これもすごく関係してるポイントとして、基本的にここで示されている「透明感」はその通りだと思っていまして、お悩みで聞くと「毛穴」とかがすごく多くなります。

実際は、やはり化粧品というのは、ある程度、長期間使い続けて、肌の改善が見られたりするということが、いわゆる化粧品業界の一般常識ではあるのですけれども。

やはり、お客さんは悩みを聞かれると、そこから、すぐ、そう、なんでも、

「肌につけたもう瞬間になおしてほしい」

「つけた次の日にはなおってほしい」

といった、悩みに答えてしまう商品を企画してしまいがちで、そこがものすごく「ずれ」をと感じるところなのかなと思っています。

全文はこちらから
https://fujilogi.net/blogs/news/fujilogi-news-013